最終回だけ突然のバチェロレッテ感想

昨日の夜、バチェロレッテの最終話が更新されました。

バチェラーシリーズは見てないし(3が当時炎上してたことは知っている程度の知識)、恋愛リアリティーショー系は全然好きじゃないタイプの私でしたが、先輩に勧められて一気見したのが先週日曜日の10月18日。

まさか、最終回に更新を待ち構える深夜12時が訪れるなんて、思ってもいませんでした。感情をすごく揺り動かされたので、ブログに感想をまとめてみます。ネタバレ満載なので、ご注意ください。

 

・萌子さん

萌子さんは本当に意志が強くて、しなやかな女性でした。彼女でなければ、バチェロレッテは務まらないし、彼女がいたからこそ重厚な旅になったのではと思います。誰に対しても真摯に向き合う姿には、尊敬とともに、時々「そんなに頑張らなくていいよ」と言いたくなるほど。でも、それこそが萌子さんの魅力なのだと思います。

個人的には、杉ちゃんと過ごす萌子さんがとても可愛らしくて、きっとご本人は気づいていないのだと思うけれど、杉ちゃんと話して笑う萌子さんの顔が、ほかの誰と一緒にいるときよりもチャーミングで少女のようにキュートでした。

きっと過去の経験もあるし、両親みたいになりたいという結婚への憧れがあったから、今回の旅は誰も選ばなかったのだと思う。

でも、「そこから始まる何かもあるかもしれないから、ローズ渡してもいいじゃんって、ちょっとずるく考えたりもした。けど、それってひどいよね」って言う萌子さんが、バチェロレッテで見える強い萌子さんではなく、頼りなげな少女のようで、切なくて、可愛らしかった。

たぶん、人間はそんなに強くないから、そんな「正しい」判断しなくてもいいんじゃない、って一視聴者の私は思ったけれど、でも、その選択こそが聡明な萌子さんらしさなんですよね。シリーズを通して応援してきたからこそ、萌子さんの選択には納得できました。

 

・黄さん

最初はバラエティーだからなのかヒール役やってるし、気持ちを言葉にすることもなくて、あまり萌子さんのことを好きじゃないのかなと思って見ていました。

コウさんの家族に会った時の萌子さんの馴染んだ雰囲気から、本当にふたりは似ていて、価値観も近いから萌子さんが惚れているのかなと思ったけど、やっぱり最後の最後までコウさんは気持ちが見えない人で。

だから、萌子さんが言っていた「私という人をカテゴライズされるんじゃないかという不安」も、すごく的を射た発言だなあと思いました。コウさんが会社でアイディアを聞いたときに「男子じゃ出てこないアイディア」と言ったこととか、家族と会った時に「女性同士でしゃべりたいこともあるでしょう」と言ったこととか、たぶん萌子さんだから、ではなく、女性だからと扱うコウさんの態度が、「カテゴライズ」でもあるよなあ、と思ったけれど、ここまで的確に言葉に表せる萌子さんは本当に言葉のセンスがすごいと思いました。

あと、萌子さんから突然の「リスクマネジメントするの、やめない?」という言葉も、ドンピシャだなあと。コウさんには「選ぶ権利がある」とも言っているし、腹を割って話せなかった感触がそれまであったからこそ、あの言葉が出てきたのかなあと思いました。

コウさんの最後のすがすがしい去り姿はさすがとしか。大人で、感情的になることなく旅を終えたコウさんの、最後まで優等生で器用な振る舞いには感服でした。

 

・杉ちゃん

たくさんの人が言っているけど、本当に「バチェロレッテ」は、杉ちゃんの成長ストーリーだなと思いました。

杉ちゃんの表現力、言葉のもつ力、心遣い、包容力、すべてが魅力的に映るストーリーでした。萌子さんと性格は違っているけれど、大切にしているものとか、物事の受け止め方がとても近いふたりで、もし別の形で出会っていて、もっとお互いを知る時間があれば、恋人ではなくても唯一無二の関係になれたのかもしれないな、と思いましたね。(杉ちゃんは恋人になりたいだろうし、萌子さんはお別れを決めた責任もあるから性格的に友人として会うことはないだろうけれど)

林檎の木を植える覚悟とか、どんどん強くなる彼の想いと言葉には、人の心を打つ表現の奥深さを感じました。アーティストとして、考えること、表現することを常にしていた彼だからこそのドラマチックなシーンがたくさんありました。

人を想う気持ちって、こんなにたくさんの表現があるんだなって。杉ちゃんの言葉はどれも美しくて、いろんな素敵なものから受けた影響を、自分の言葉や行動としてアウトプットする彼の姿勢が好きでした。

杉ちゃんには、シリーズ中ずっと萌子さんと結ばれなくても幸せになってほしいなって思っていたけど、それはシリーズが終わってからも変わらないです。

 

・スタジオトーク

うーん、過去のバチェラーシリーズを見ていないから、普段がどんな感じだったのかがよくわらからないのですが、あんまり好きになれませんでした。

アフターローズパーティーも含め、バラエティー番組としてのセオリーを意識しすぎていて、本編の重厚なヒューマンドラマとの相性があまりよくなかった気がします。通常のバラエティーでおもしろく映るはずのトークが、このバチェロレッテにおいては効果的に番組を盛り上げていたかというと、あんまり…

最後のローズセレモニーの後の無言の間とかも、どうしようもない主人公がわがままを押し通したというようなストーリーにはぴったりだけど、今までの萌子さんの覚悟を見てきた私には、彼女の決断をバラエティーの型にはめようとしているような違和感を感じて、申し訳ないですが、あまり楽しめませんでした。

シェリーさんが、この時、彼らはこんな気持ちだったのでは、と解説してくれたところはよかったです。

 

・アフターファイナルローズ

これは、朝から「バチェロレッテ」「萌子さん」でSNSを検索しまくっていたので、賛否両論あるのもすごくわかるけど、やっぱりバラエティーノリに寄りすぎているのがちょっと……もうちょっと同じような内容を話すにしても、雰囲気とかどうにかならなかっただろうか…

ローズがいい男だな、というのはすごく感じました。萌子さんを愛し、理解しようとしていた上に、男性同士でもスムーズに立ち回る、本当にあたたかくていい人でした。

個人的には、ローズセレモニーの後の、杉ちゃんとコウさんの会話が見られたのはよかったかな。お互い相手が結ばれたと思っていたら、ふたりとも選ばれなかったと知った後の反応。ふたりのやりとりと空気感がとても良くて、アフタートークは男性同士の友情についてももっと深めてくれてもよかったのに…と思うほど。

コウさんの「(萌子さん)空気読めないところもあるじゃない。そういうところがカッコ良くて好きになったんだろうなって。でもムカつくけどね」というセリフが一番良かったです。 コウさん、それ萌子さんに言ってあげればよかったのに…!と思うくらい、飾らない雰囲気で素直にコウさんの気持ちが出ている言葉だなと感じました。最後の最後にコウさんの株が爆上がりです。本編で見せていた萌子さんの前のジェントルマンなコウさんよりも、何倍も素敵でした。

 

最後の杉ちゃんは相変わらず、紡ぐその言葉がすごい。言葉にこんなに力が宿るのかと、驚くほどに、まっすぐで、強い気持ちがあふれていて、なんかもう、その覚悟に号泣。

萌子さんはきっと、自分の意志や選択に自信があって、覆らないとわかっていても、あのシーンは言葉が心を動かす瞬間に立ち会ったような、そんな気分になりました。

最後の杉ちゃんと北原さんの友情も最高でした。28歳の北原さんと35歳の杉ちゃんがあんなに素敵な友情で結ばれるとは、エピソード1の時は思っていませんでしたが、最後に北原さんが「結果はどうあれ、言ったことに意味がある」と泣きながら杉ちゃんのすべてを肯定してくれたのが、全員にとっての救いになったのではないかな、と感じました。

 

というわけで、バチェロレッテ最終回の感想でした。

私は文章を書くのは好きだけど、ぜんぜん得意ではなくて、感想とかも何日もかけて書いたりすることが多いのですが、今日の夜はdtvで涙必至のドラマ「BE LOVE」の3話の放送があり、絶対に感情がぐちゃっとするので、急いで書きました。推敲は足らないけど、素直な感想です。

素敵な旅を終えられたバチェロレッテの皆様、お疲れさまでした。

恋愛リアリティーショーではなく、人と向き合うこと、愛について考えさせられた上質なヒューマンドラマでした。

バチェロレッテ2をすぐ見たいかと言われたら、すごく悩むと思います。

結局はバラエティーだし、ショーだし、編集もあるし、どこまでをそのまま受け取っていいのかはわからないけれど、でも今回みたいに新たな価値観との出会いや、自分を省みるきっかけになる、重厚な人間ドラマなら、また見たいなと思いました。

初心者向けキスマイWEB FES ユニット編解説

ついに明日ファイナルになるキスマイWEB FES…!

エモエモ編があると思っていたので、まさか来週「FREE HUGS!」(Youtubeバージョン)がファイナルになるとは思いもよりませんでしたが、FREE HUGSも素敵なコンサートだったので、楽しみです…!

というか、明日dtvのアーカイブ配信もあるのに、盛りだくさんすぎる…!

FREE HUGS編は普通にライブの感想をブログに残している&友人を以前連れて行ったコンサートでもあるので、曲解説は書かないかなーということで、これで解説ブログもラストです。

前回はこちら

ringo-cho.hatenablog.com

 

 

棚からぼたもち(舞祭組) 2013スノドコンより

伝説はここから始まったといっても過言ではない、スノドコンの「棚からぼたもち」。舞祭組メンバーも、このコンサートで一番「ドームが揺れた」と言っていて、それまで活動に後ろ向きだったメンバーの気持ちも、その歓声で変わった、とされているコンサート。

この後、紆余曲折がありながらも、4人は舞祭組として活動をしていく。

ちなみに、このころはファンのコールが確立していなくて、初々しさが見える。今では、冒頭の「舞祭組 舞祭組」はファンが言うし(映像だと「オレ」のほうを言っている)、大サビは横尾さんが歌うごとに、「お~!」とケチャすることが定番になっている。

横尾さんの歌もこの頃よりも数段レベルアップしているので、機会があれば、ぜひその成長も見てくれ。

 

Touch (藤ヶ谷・玉森)2018Yummy!!より

キスマイのイケメン二人のおしゃれユニット。

Touchという歌にふさわしく、二人が触れ合うダンスが特徴だが、そこまで性的な印象にならないおしゃれソング。実は一度Mステで披露されたことがある。

最初の登場で玉森が藤ヶ谷に上着を渡すが、一度、その上着のボタンがすべて閉まっていて、着るのに苦労してしまった、というハプニングがある。

(ハプニングの様子はライブDVDのハプニング集に収められている)

ちなみにこのユニット、ぱっと見さわやかな印象を持つが、実は小学生レベルの下ネタが好き。ギャップがすごい。

 

星に願いを(宮田・玉森) 2018 Extra Yummy!!より

初見で見て、この曲の世界観がわかるだろうか…?

宮玉3部作、と呼ばれるふたりのユニットソングの2曲目。玉森がプロデューサーとなり、設定や物語を考えている。1作目はKis-My-WORLDで披露された「BE LOVE」という、ふたりの王子様(宮田・玉森)が出会って結婚する曲。(オタクの誇張ではなく、結婚式の演出がある)

2作目となるこの曲の前には映像が挿入され、玉森が死んだことがわかる演出になっていて、この曲は死んだ玉森と未亡人となった宮田の恋愛ソングとなっている。(Youtube版では冒頭映像カットされてるけど!)ふたりの幸せな頃の写真や、思い出の画像が背景に映されている。地上の宮田と星になった玉森の切ない距離と歌詞が見どころ。

ちなみに冒頭のギターはこの曲の演出担当の玉森に頼まれて、宮田が練習した。

シリーズ3作目は今年To-y2で「運命」という曲が披露されるはずだったが、まだ日の目を見ていない。「星に願いを」の後の世界で、歌詞だけでなかなか物騒な世界観が繰り広げられている。

 

証(藤ヶ谷・北山) 2015 Kis-My-WORLD

ファン人気の高い、藤ヶ谷・北山ユニットのバラード。

藤ヶ谷が弾いているギターは、北山が誕生日にプレゼント(いいお値段)したもので、踊れなくなった時のために…と冗談まじりに言っていたが、もう一つ武器ができたら、という北山のメンバーを思う心からだった。

藤ヶ谷はこの曲をするまでギターを弾けなかったが、この曲のために、かなり練習を重ねて、弾き語りができるようになった。

練習の様子はライブDVDのメイキングに入っているが、少ない日数でここまでマスターした彼の努力がうかがえ、初めてふたりで曲を合わせた瞬間の映像はかなり感動的な仕上がりになっている。

結成当初、グループを引っ張ってきたふたりの絆が見えた曲だった。

 

やっちゃった!(舞祭組) 2018舞祭組村のわっと!驚く!第一笑より

舞祭組の3枚目のシングル曲「やっちゃった」。興和「キャベシリーズ」のCMソングで、舞祭組初のタイアップ曲。

作詞作曲は中居さん。

もともとはバンド曲ではなかったが、SMAP×SMAPでバンド版が披露された。(この時はメンバー演奏ではない)中居・木村拓哉・草彅剛とコラボし、木村・草彅はギター演奏で参加した。

スマスマから数年、舞祭組村でメンバーのバンド演奏版として、披露された。ギターは横尾、ベースは二階堂、キーボードは千賀、ドラムは宮田が担当した。

舞祭組村では4人のライブだったが、横尾のギターのコントロールノブは前三人のメンバーカラーになっている。

追記:コンサートでの初披露は2015年のKis-My-WORLDのアンコールでした。

 

 

70憶分の2(二階堂・千賀) 2018Extra Yummy‼より

キスマイの最年少ふたり。

占い師に前世は双子と言われたのは有名な話で、ファンはふたりのことを「双子」と呼んでいる。今年の予定されていたコンサート「To-y2」(トイズ)では、「トイズのsを2にしているが、sは反転したら2で、ニカ千(二階堂と千賀)は双子って呼ばれるから、ふたりで何かさせたい」と演出担当の横尾が言っていたくらいには公式の見解。

最後の歌詞「靴紐結んで歩いていこう」は、I Screamコンサート最終日の千賀ソロに二階堂が来たときに「俺の好きなとこ言って」という千賀のリクエストに「それより靴紐ほどけてる。そんなお茶目なとこが好き」(ニュアンス)という会話に由来されると思われる。

運動能力の高いふたりのローラースケート芸は、尊い、の一言。

 

REAL ME(藤ヶ谷・北山) 2018Extra Yummy‼より 

誰もが、やると確信していた「REAL ME」

藤北の伝説の中の一曲。もはや観客は「…ペンキ…」という言葉しか出ない。

実は初披露の名古屋と次の福岡公演では、北山は上半身の衣装がはだけていて、藤ヶ谷はその上半身にペンキを塗る演出だったのだが、北山の肌にペンキが合わず肌荒れを起こしてしまったために、その後の公演ではお互いの腕にペンキを塗るという演出に変更されてしまった。今でも名古屋公演のREAL MEの映像を熱望する声は多い。

ちなみにこのペンキの演出を考えたのは北山さん。毎回最高を更新し続ける藤北曲だが、To-y2では大人な恋愛ソング「バクテリア」が披露される予定だった。いつか披露されることを、願ってやまない。

 

ということで、ユニット編でした!

今回のユニット編では、ファンが大方セトリ入りすると予想していた曲は、選ばれず、かなり意外なランナップでした。

(宮玉といえば、1作目のBE LOVE、ニカ千といえばDouble up、あとはわたたいのわんダフォー、藤横千のConneXionはあると思った。)

最後のREAL MEは納得の選曲でしたが…

To-y2では、解説に書いた藤北、宮玉のほかにも、俳句コンビの横千、B型コンビのニカ玉の曲も披露される予定だったので、どうか…!いつかその曲が披露されますように。

そして、まだまだ組み合わせのないユニットもたくさん存在するので、さらにいろいろなユニット曲が生まれることを期待して、このブログを終わります。

初心者向けキスマイWEB FES ローラー編 曲解説

キスマイ初心者の友人に送り付けた、曲解説資料、ローラー編です。

先週はdtvの生配信もあって作り終えられなかったので、このタイミングで送り付けました。(送るのはあきらめない)

前回はこちらです。

ringo-cho.hatenablog.com

 

 

オープニングについて

今回オープニングがローラー仕様に…!ありがたい…!

全身に風船をまとった演出は、I Screamコンのオープニング。

ファンが「みかんネット」と呼ぶ、オレンジの衣装のローラースケートの曲は、キスマイのファンの間には有名な「シャララ狩り」という事件を引き起こした「Shalala☆Summertime」のI Screamコンでのダンス。

シャララ狩りは、キスマイのオリコンシングル連続一位がライバルによって脅かされそうになってしまい、ファンたちがこぞってそのCDをショップに買い求めた事件。その姿が、まるで狩りをしているかのような様子だったことから名づけられた。

 

Catch Love 2013スノドコンより

セカンドアルバム「Goodいくぜ!」のボーナストラックということで、あまりメジャー曲ではないものの、ローラー編のトップにふさわしい疾走感と花火や炎などの華やかさを兼ね備えた曲。

最近ではあまり見かけないローラー用のセットを使用していて、棒につかまってくるくるまわる様子はかなりダイナミック。

曲中でバク転しているのは、キスマイのアクロバット担当の二階堂千賀。

光るローラーも素敵だが、ライブだと光らない不具合が起こりがち。(映像でも、横尾さんが途中不具合を起こしている)

途中転んでいるメンバーもいるので、探してみてください。かわいいです。

 

Halley  2015 Kis-My-WORLDより

フジテレビ系「もしもツアーズ」のテーマ曲になっている、励まされるような前向きソング。

アルバム「Kis-My-WORLD」の通常盤でのみ収録されているので、わりと知名度は低め。

メインステージには、ローラー用のセットが組まれていて、そこから中央の花道を、風を切って7人で駆け抜ける姿がさわやか。

鏡を張った衣装が特徴的で、ここでも光るローラーが採用されている。

 

キ・ス・ウ・マ・イ 2016 I SCREAMより

最初に現れるキャラクターは、このコンサートで初登場した「スクリーマーズ」。メンバーにそっくりなキャラクターは大人気となり、今でもグッズになったり、コンサートの諸注意を教えてくれる。

この曲は「SHE!HER!HER!」の後、「ウォータリングキスミント」のCMソングとなった曲で、わりと認知度が高く、その後のコンサートや歌番組でも歌われることが多いが、ダンスで披露されることが多いのでローラー演出は珍しい。

この回はコンサートの自己紹介バージョンで、Youtubeで初めてキスマイを見た人にメンバーの個性や名前を覚えらえるような気づかいが感じられる。さすがエイベックスさん。ちなみに、各メンバーの自己紹介のときにステージの花道の色とお客さんのペンライトもメンバーカラーになっていてとても綺麗な景色が見えるが、ご存知、お客さんのペンラは手動。みんなの一体感がすごい。

 

テンション 2012 ミントコンより

キスマイのデビュー前の一曲。実はデビュー前にMステで披露したことがある。

Jr時代のキスマイのイメージにぴったりなオラオラ系で、歌詞や彼らのアオリも若さがうかがえる。

メインステージにある大きなバンクは「キスマイ・バンク」と呼ばれるセット。ツアーDVDのメイキングでメンバーが練習をしている姿を見られるが、なかなかに危険な練習風景である。傾斜も急で、バンクから落ちる緊張感のある場面も。

本番プロテクターやヘルメットなしですべる怖さと、それを表情に出さない彼らの努力とプロ根性を感じられる。

 

運命Girl 2014 Journeyより

セブン&アイ・ホールディングス「バレンタインフェア」のCMソングで、実はファン人気もかなり高い曲。「My Resistance-タシカナモノー」と両A面シングルで発売された。

MV(もちろんローラー)の世界観とダンスと歌詞がひたすらかわいく、ザ・王道アイドルソング。合間に入る宮田くんのアオリもザ・アイドル。

とても人気の高い曲なので、コンサートで過去4回披露されている。

足から下の電飾は腰にバッテリーをつけているため、かなり動きづらいらしい。

 

Kis-My-Me-Mine 2014 Journey

この曲もデビュー前のJr時代の曲。

昔からある曲だからか、わりとよく聞くイメージ。

ちなみにJr時代、一時期、北山・藤ヶ谷・千賀でメインボーカルをしていた頃があり、そのためか、この曲にはBメロで千賀ソロパートがある。

この曲でも、最近は見かけない棒つきのローラーのセットがある。

赤いこの衣装は、コンサート名の「Journey」にふさわしく、旅人をイメージして作られている。

 

NOVEL 2016 I SCREAMより

シングル「AAO」のカップリングで、興和「ホッカイロぬくぬく当番」のCMソング。アルバム「I Scream」にはアルバムバージョンとして、収録されていて、映像はアルバムバージョンの曲のもの。

ここまで、明るく疾走感のある元気ナンバーが多かったが、ローラでもしっとりできることを教えてくれるエイベっクス。仕事ができる!

ヒラヒラの白い衣装をはためかせて、落ち着いたトーンで歌いあげているこの曲は、お察しかもしれないが、実は最後の特効祭りの後に歌われるバラードソング。オラオラ編で登場していた「PSYCHO」「Black & White」に続いていた曲だった。

こうやって見ると、I Screamコンの優秀さがわかる。(個人的にすごく好きです)

 

というわけで、次回、ユニット編に続く…!

キスマイWEB FES オラオラ編の曲解説

先週に引き続き、初心者の友人に向けた解説を作ったので、こちらにも。

オラオラ編に恥じぬ、素敵セットリストでした。

 

youtu.be

※期間限定なので、リンク切れにご注意ください。

 

ちなみに前回記事はこれです。

ringo-cho.hatenablog.com

 

 FIRE BEAT  2014Kis-My-Journeyより

オラオラ編のトップバッターにふさわしい、キスマイのデビュー前からあるオラオラソング。藤ヶ谷北山が出演した「美咲ナンバーワン!」の主題歌。ドワンゴで配信もされた。

ジャニーさんに言われてKAT-TUN路線を目指していた名残が、曲調や振り付けや歌詞からうかがえる。いろいろなコンサートで何度も披露され、今に至るまで愛され続けている。

JourneyのFIRE BEATは炎の映像をバックに踊るキスマイと、チェックのポップな衣装が素敵。このコンサートは藤ヶ谷&横尾が衣装プロデュースを担当していたので、最近のコンサート衣装とはまた少し違う可愛さがある。(ここ最近の2016、2018、2019年衣装は玉森プロデュース)

間奏の宮田&二階堂のバク宙が見どころ。二人ともがっつりアラサーなので、そろそろ体の心配をしつつ、今でも見られるとうれしい。でも無理はしないでほしい。

 

ETERNAL MIND  2015Kis-My-WORLDより

特攻がっつり曲の中でも、かなり評価が高い(と個人的に思っている)曲。

花火!炎!火花!花火!!!

かっこよすぎる振り付けは安心と信頼の千賀さんクオリティー

最後のサビに容赦なく、1フレーズごとに花火をぶち上げるような贅沢な特効使いが素晴らしい。みんな大好きキスマイ名物の特効祭り!

もはや特効の煙でキスマイが霞んでいて、得も言われぬ幻想感がすごい。

曲調もかっこよくて、個人的にもすごく好きなんだけど、実は「YOSHIO -new member-」というキスマイの謎のショートムービーの主題歌。

その当時はそこまで印象なかったけど、コンサートの演出のおかげで私の好き演出トップ10にランクインした。

 

PSYCHO 2016 I SCREAMより

太鼓パフォーマンスから収録してくれたエイベックス!わかってる!

歌っている様子だけじゃなくて、こういう演出もコンサートの醍醐味だよね。

脚長スタイルお化けの横尾二階堂を空に飛ばしてくれてありがとう。

I Screamコンは「キスマイGo!編」の「I Scream Night」もそうだけど、夏がテーマのコンサート。とにかく演者に汗をかかせるカッコよさがある。(このコンサートプロデュースの北山さんのセンスが素敵)

和テイストの曲調と衣装(玉森デザイン)がよき。花柄のマントを藤ヶ谷さんにまとわせるセンス!

そしてお気づきかもしれないが、このPSYCHOのカッコいい振り付けも千賀さん!! 千賀さんの力強い振り付けすばらしい。

ちなみに曲中に移動してセットの全貌が見えるが、コンサート名にかけて、ステージと外周をあわせてアイスクリームの形になっているのが見えるから、ぜひ見てみて!!

 

Black&White 2016 I SCREAMより

この曲は、前のコンサートでダンス曲として披露されたけど、I Screamコンで特効曲として不死鳥のように、さらにかっこよく蘇った曲。

前回披露の時は隊形移動メインのオラオラだったけど、この時はダンスメインに振り付けが若干変更された。

特効花火バリバリというよりは、セクシーな大量の炎の使い方がいいな、と思った曲。

藤北のハモリが、どうだ!うちのツインボーカルは!!!と思わせる。

伸びゆくような高音の藤ヶ谷さんと安定の力強さのある北山さんがハモっている最中の花火がやばい。

中合わせにハモる姿が、藤北のなんたるかを表している感じがしてとても好みです。

 

Dancing Star 2012 Kis-My-Mintより

懐かしい初期コンサートのダンス曲。

アルバムの通常盤にしか入っていないので、曲の知名度はあんまりかもしれないが、ダンスがピカいち。個人的に振り付けが好きで、まだキスマイファンでないときにDVDを見て、サビの振り付け覚えたくらいには好き。

ここまでの後半の特効祭り曲とは違って、コンサート前半に披露されるかっこいい曲枠。レーザー演出もマッチしてていいよね。

メンバー達で何人かソロダンスのシーンあるけど、やっぱり千賀さんずば抜けてダンス上手いな…と思わされる。

まさか見られると思っていなかったので、喜んだファンも多いのでは、と思う隠れ名曲。

 

Gravity 2017MUSIC COLOSSEUM

ここまでアルバム曲ばかりだったが、ここにきてシングル曲!

藤ヶ谷主演の「MARS~ただ君を愛してる~」の主題歌。

最初の藤ヶ谷さんが担がれる振りは、Gravityの無重力感を表現している。

コンサートがアリーナツアーだったので、ちょっとセットが特殊で、四方を客席に囲まれたメインステージ。

背景の映像と連動したダンスパートがコンサートならではの演出。

帽子かぶっている人が多いので混乱すると思うけど、緑の服にキャップが北山さん、緑の衣装にハットが藤ヶ谷さん、青の服にハンチングが二階堂さんね。

個人的にはオラオライメージが少なかったので、ここに入るとは意外。

 

Tonight 2018 Yummy‼より

シングル「INTER」のトリプルA面のうちの一曲。

「Sexy&WILD」がテーマで、シングル曲では初で千賀さんが振り付けた曲。お気づきだろうが、オラオラ曲の千賀さんの振り付けは絶品なのである。

この曲も前年に披露してから、特効ありで再登場した曲。

最初の7人で1人ずつずれて隊形を変えているところ、千賀さんと横尾さんが手を握った瞬間にいつも頷きあっているのがかわいいので、必見です。

間奏の花火いっぱいからのドカーン!と、最後のサビの1フレーズごとに花火が、これぞ!祭りでよいです。

青い素敵衣装(玉森デザイン)が特効で真っ赤に染め上げられる迫力は素晴らしいよね。

オラオラ編ラストにふさわしいセレクトでした。

 

曲解説は以上です。

過去の映像をこうやって見ると、同じオラオラ編でも衣装や構成の変化が感じられてとても楽しい。

そして、個人的には千賀さんのオラオラ編の振り付けが最高すぎてやばい…!(何度でも言いたい)

もちろん、I Scream NightやFlamingo(しっとり編(あるのか?)でやると信じてる名曲)など、いろんな振り付けが魅力だけど、やっぱりキスマイのオラオラソングには千賀さんの振り付けが合う…!

そして、キスマイコンサートの代名詞、特効祭りは、実際コンサートで見る迫力たるや…という感じなので、ぜひ気になる方はコンサートへ…!

 

あとは、Break The ChainとかFREEZEなど、コンサート中盤の特効なしオラオラダンスソングもあるので、ぜひオラオラ編2も…(貪欲)

来週はローラー編。dtvの生配信もあるので、時間が足りないかもしれないが、おかげ様で充実した日々でうれしいです。

キスマイWEB FESの曲解説リスト初心者編

コロナの影響で日常がすっかり変わってしまいましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

キスマイのコンサート「To-y2」が全公演中止となり(私は振替公演を諦めていないですが…!)、悲嘆にくれる中、今日「キスマイWEB FES キスマイGo!編」が開催されましたね。

無料で見られるコンテンツなので、これ幸いとキスマイ初心者の友人へ解説を送り付けました。

せっかくなので、こちらでも記録しておきます。本当に超初心者向けです。

 

youtu.be

※期間限定なので、リンク切れにご注意ください。

 

一応、メンバーの顔と名前は理解していて、キスマイの曲もそこそこ知っているくらいのレベルの理解度の友人向けのため、メンバーの解説はしていないので、ご注意を。

 

 

  • オープニングについて

まず、最初に現れるカウントダウンが、コンサート開始時のわくわくを想起させる。ここが会場なら、間違いなく一緒にカウントダウンの声を出していたはず。

そして、「Make You Mine」をBGMに流れる、メンバー紹介映像。

「Make You Mine」は今回の「To-y2」で披露されるはずだった攻めの一曲で、コロナの影響で公開されたジャニーズのYouTubeコンサートでも披露された曲。

まだ公開されているはずなので、ぜひ見てくれ。(1曲目)

 

youtu.be

力強い振り付けは、カッコいい振り付けに定評のある千賀さんのもの。

To-y2が開催されたらオープニングになる曲だったんだろうな!(妄想)

 

  • Everybody Go デビューツアー2011より

入門編ということで、デビューコンサートでのデビュー曲。

今よりもだいぶオラオラしている藤ヶ谷さん北山さん、ホットパンツがすごい衣装の玉森さん。そして、前三人に比べて明らかに衣装が質素な4人。歴史を感じるとともに、今同じ衣装を着ることができる幸せを噛み締める。

さらに、キスマイにはおなじみのローラースケートパフォーマンス。衣装をよく見ると、マントやヒラヒラする素材(玉森さんは変なスズランテープの王冠だが)が全メンバーについていて、ローラーの疾走感が感じられるようになっている。

「キスマイGo!」のC&Rが楽しい。Twitterでも、「#キスマイWEBFES」に続いて「#キスマイGo」がトレンド入りを果たした。

 

キスマイといえば、エビバデかシーハーハーだろうと思わされる、キスマイの有名曲。さすが入門編。

曲中の「裸にしてみせる♪」は、北山さんが歌詞を変え「裸にしてやるよ!!!」とオラオラしている。最近では、「裸にしてほしい人ー?」と聞いてくるスタイルになっているので、だいぶ丸くなった感じがある。

この曲のCMになったガム商品「キスミント」から、このコンサート名の「Kis-My-MINT」がつけられている(たぶん)ようで、コンサートDVDのパッケージもキスミントのパッケージに似ている仕様になっている。

1987年から発売された商品だが、2018年に発売中止となってその歴史を閉じた。

 

  • WANNA BEEEE!!!  2013スノドコンより

藤ヶ谷北山が主演のドラマ「ビギナーズ!」の主題歌。

疾走感がある楽しい曲。手の振り付けを一緒にできて盛り上がれる、夏らしい一曲。

曲中の藤ヶ谷さんのセリフ「I WANNA BE FREE」は、CD版ではセクシーなウィスパー版だが、この映像では、かわいい言い方になっている。

このコンサートの衣装はそれぞれメンバーが色の違う衣装を着ているが、メンバーカラーではないので、間違えないように注意しよう。

(北山→黄、千賀→茶、宮田→緑、横尾→紫、藤ヶ谷→赤、玉森→水色、二階堂→紺になっている。横尾二階堂がぱっと見色合いも雰囲気も似ていて混乱する)

※メンバーカラーは、北山→赤、千賀→水色、宮田→紫、横尾→オレンジ、藤ヶ谷→ピンク、玉森→黄色、二階堂→緑

 

  • アイノビート SNOW DOMEの約束より

曲前のダンスパートがカッコいい。センターはもちろん千賀さん。

「アイノビート」は今でも歌番組などで意外とよく歌われる曲。コンサートでも初期では何度も歌われ、去年2019でも歌われた。

ノリがいいのでわりとキスマイとかエイベが好きなのかもしれない。

しかし、当時珍しくドラマの主題歌でもなく、タイアップもついていないシングル曲。(北山くんが以前ネタにしていた)

藤ヶ谷パートの「トマラナイ」はライブで様々なバージョンが見られるが、今回は王道に歌ったウィンクバージョン。2019年のコンサートでは、このパートが藤ヶ谷指名のメンバー日替わりになって盛り上がった。

 

  • Thank youじゃん! 2018Yummy‼より

フジテレビ「キスマイBUSAIKU」のプロデューサー鈴木おさむ氏作詞で、メンバーたちのキスブサの小ネタ(壁ドンなど)が歌詞に盛り込まれている。

サビがパー、グー、チョキ、と簡単な振りなので、ファンも一緒にやれる。

感謝を伝えるメッセージと明るい曲調が使い勝手がいいのか、あらゆる歌番組で歌われることが多く、ファンはそろそろ食傷気味で、最近では歌番組で歌われることを恐れて「Thank Youじゃん先輩」と呼んでいた。

(実際は歌われなかったので、ファンはごめんという気持ちになった。)

いや、いい曲なんだけどね…カッコいいのも見たい気持ちがあるのよ…笑

「Yummy!!」で、最初にフェイクを入れるようになって横尾さんが開花した曲。

 

  • SNOW DOMEの約束 2018Extra Yummy‼より

冬の歌番組でよく歌われる名曲。

「SNOW DOMEの約束」をツアー名にしたコンサートも存在するが、これは2018年のコンサート「Yummy!!」の冬版「Extra Yummy!!」で歌われたバージョン。(ややこしい)

間奏後のサビがアカペラ風になっているのが特別演出。(私はこれが好きなので解釈一致です、エイベックスさん)

そして何より驚きなのは、この「Extra Yummy‼」全編が収録されたDVDはシングル曲「君を大好きだ」の初回限定盤Bについてくる、ということだ。

3900円+税でシングルとコンサートツアー映像全編入るとは何事!? もっとお金払いたいよ!とファンがざわついた。

 

  • I Scream Night 2016 I SCREAMより

ファンが「あの夏」と呼ぶ、名コンサート「I Scream」の中でも、かなり強烈なインパクトを残した曲。アルバム曲だが名曲中の名曲。

振り付けは千賀さんで、楽しく一緒に踊れる振り付けが素晴らしい。

ファンが好きすぎるのをキスマイ側も知っているので、その後のコンサートでも歌われたり、台湾でも披露された。

何より回転式のシャワーから降り注ぐ大量の水に花火、というお祭り感MAXの演出が最高。この回転式のシャワーは北山さんの発案で、日本では初の装置らしい。アンコールのこの曲のためだけに使われた贅沢な演出。

夏を意識したコンサートだったので、フェスっぽいノリのよさが意識されている。

 

というわけで、全7曲の解説でした。

「キスマイGo!編」という名にふさわしく、コンサートや歌番組での常連曲が多く、さらに明るく楽しいキスマイのコンサートがわかるセットリストだったのではないかな、と思いました。

来週は「オラオラ編」ということで、千賀さん振り付けのカッコいい曲や、キスマイの代名詞「特攻祭り」の曲が見られるのでは、とわくわく…!

 

気分が沈みがちなこの時期ですが、エンターテイメントの力の偉大さを改めて知るとともに、楽しい気分になるように、こんなコンテンツを用意してくれたキスマイ、エイベックスにあらためて最上級の感謝を送ります。

CDTVと日経エンタを読んで感じた舞祭組のこと

先日のCDTVと『日経エンタテインメント』を見ました。
キスマイについて、舞祭組について、私もこのタイミングで気持ちを書いておこうかなと、自分語りになりますが、書きます。
 
そもそも私は、キスブサ特番出のファンだったので、キスマイを知った頃は前列後列が当たり前の環境。
デビュー前を知らなかったので、前列後列の差は感じていたけど、「そういうものなのかなぁ。まずは前列の人が売れないといけないもんね」と普通に受け入れていました。
そんな中で、私が応援したいと思ったのは後列の横尾さん。
後列の端で全然カメラに抜かれないけど、キスブサで自分の芯をまっすぐ持っている様子と、かっこいい顔とスタイルの良さでファンになりました。
 
そして舞祭組が結成。
たぶんすごく不本意だったり、三枚目すぎる売り出し方に耐えられなくなった人もたくさんいたと思います。私も、まさか自担が歌ヘタ売りで行くと思わなかったので正直戸惑ったし、最初は「棚からぼたもち」の大サビで笑われている姿をちょっと複雑な気持ちで見たりもしていました。
でも、私は露出が増えるならどんな形でもいいと思いました。
私自身、キスマイのバラエティーから入って好きになったので、バラエティー路線でも、とにかく知ってもらうことが大切だと納得したのです。
 
その後、SMAPの解散で中居さんがプロデュースを続けられなくなり、2015年の「アルバム発売決定!」の告知から信じられないくらい時間が経って、結局2017年1月にセルフプロデュースで「道しるべ」を発売。「道しるべ」は、前列3人の協力もあって感動的なストーリーの上に出来上がりました。
それから、待ち続けてできたアルバムは「舞祭組」らしさが満載で。
そのアルバムをひっさげたコンサート「舞祭組村」は、それはそれは楽しくて、ブログでも書いたけど、舞祭組らしい最幸のライブでした。
 
 
ライブ中に流れたコメント映像やパンフレットを読めば、メンバー達それぞれの苦悩がうかがえます。それに、舞祭組が舞祭組でいるために、前列の3人も頑張ってカッコいいを実践しようとしたのは本当に大変だったと思います。
でも、コンサートに参加した私は本当にあったかくて幸せを感じたし、なにより横尾さんが本当に楽しそうに歌っていた姿がよかった。
横尾さんの中で舞祭組村が大きな転機になったんじゃないかなと、勝手ながら思っています。

だって、忘れもしない舞祭組村の後の「Yummy!!」ツアーのオーラスで、伝説の「いつもオレンジありがとう」が聞けたから。
それまでの横尾さんは自分のファンに向けて特別な言葉を伝えことは、ほとんどなかったように思います。
ソロ曲だってワッター弁当だったり、お父さんへの感謝の歌だったり、横尾さんらしさは満載だったけど、ファンが求めるからカッコいいソロやります!って感じでもなかった。
別にそれが横尾さんらしくて私は好きだったし、そんな横尾さんを応援したいと思ってた。
でも、横尾さんが自分のファンのことを大切に思っていると伝えてくれたことは、とても嬉しくて、思わず号泣してしまいました。
伝えてくれたのはたぶん、舞祭組村で自分を応援するファンを身近に感じたからではと勝手に思っています。だからこそ、私は横尾さんの転機になった舞祭組の活動に、ずっと感謝してきました。
 
その後は、舞祭組の活動はUTAGE!くらい。キスマイとしての活動も舞祭組に歌割が格段に増えたり衣装格差がなくなってきました。SNSでキスマイファンに囲まれていると、もう7人同列でいいじゃん、という意見も何度も見たし、その気持ちは痛いほどわかった。でも、私はその時はまだまだ同列になるには、足りないと思っていました。全員がお茶の間に顔と名前を知られているくらいの人気がなければ、この格差戦略で走り始めた以上は止めてはいけないと感じたのです。
 
ところが、ここ最近、流れが急激に変化したことを肌で感じました。
まず、一般の友人に「キスマイが好きだ」というと、「誰が好きなの?」と聞かれて、「横尾さん」と答えた後の反応が圧倒的に変わったのを感じたからです。
今までは「玉森くんとか藤ヶ谷くんじゃないんだ」「後列なんだね」という反応が多かった。
でも、最近だと「俳句がすごい子だね」「歌下手でやばいよね」と、横尾さんを具体的に認知してる反応をもらえることが格段に増えたのです。
そのほかにも「私は法則王子が好き!」とキスマイのことを広げてくれる人もいて、やっぱりゴールデンは違うな! とか、紅白に出たこともあるのかなとか、とにかくキスマイのメンバーたちをそれぞれ認識してくれた人が増えたと思いました。
 
そんなタイミングで、キスマイは「CDTV」でお世話になった人に贈る歌を披露します。一言も言わないけど、「中居さんへの感謝」を歌った「光のシグナル」「負けないで」そして「棚からぼたもち」への想い。
Twitterで知りましたが、「光のシグナル」の歌の時のライトがSMAPのメンバーカラーだったそうで。細かいところも意識された、本当にありがとうの気持ちが伝わる歌でした。
 
そして「棚からぼたもち」では、過去にないほどかっこよく一生懸命に歌っていた舞祭組たち。大サビの横尾さんなんか、舞祭組結成当時と比べたらめちゃめちゃ上手くなってて、なんかもうそれだけで泣けてきました。
そしてまさかの、ラストでのまえあし合流!
勝手な憶測ですが、3人だって、舞祭組のパフォーマンスをあったかい目で応援しつつ、4人が中居さんにプロデュースしてもらえる羨ましさもあっただろうと思うんです。
そんな3人が、とっても楽しそうに、前列も後列もない1列になって(ここ重要!)「棚からぼたもち」を歌う。
「棚からぼたもち」の(ガヤ、キタ、タマ)の掛け声は、藤ヶ谷、北山、玉森の名前からとっていて、そのパートを前3人が自分たちのパートのように歌う。
努力を重ねて、紅白に出てゴールデンにも出て、一般の人にも認知が広がってきたタイミングの今だからこそ、努力が形になったようで、本当に感動する演出でした。
7人で協力して作った「道しるべ」や「舞祭組村」ですら、まえあしは表舞台では一緒にパフォーマンスをしなかった。でも、このタイミングで一緒にパフォーマンスをできたことは、キスマイの歴史的な出来事になったと思いました。

まだまだ国民的アイドルにはなれてはいないけど、舞祭組とまえあしじゃなくて、キスマイとして一列でやっていける頼もしさを中居さんに見せられて、よかった。

そして、『日経エンタテインメント』での記事。
キスマイたちがかなり数字にシビアにやっていること、危機的状況があったこと、戦略をもって活動をしていることなど、アイドルがなかなか語らないビジネス的な側面も語ってくれていて、ぜひ読んでいただきたいですが、私が一番衝撃を受けたのは二階堂くんの記事です。
(横尾さんの最後の文章もキスマイに対してかなり腹をくくっている感じが痺れたし、グループへの想いが伝わる部分なのでぜひ読んでいただきたい…!)
 
二階堂くんは、バラエティが好きだけれど、仕事の姿勢はかなりアイドルだと個人的には思っていて。
ファンのために毎日ブログを更新してくれるけど、写真は絶対載せず(いろいろな媒体への配慮らしい)アイドルアイドルしている(なにそれ)文章が見て取れます。
記事内の

「これからもアイドルとしての背中のチャックは閉めておきますよ」

 という言葉には、わかるううう!と100%同意するくらい、アイドルをやっているのです。

 
さて、そんな二階堂くんは、キスマイの挨拶では必ず「キスマイの二階堂高嗣でーす!舞祭組の二階堂高嗣でーす!」という舞祭組の宣伝を忘れない。中居さんをとても尊敬しているし、舞祭組メンバーでたぶん誰よりも舞祭組を大切にしているんじゃないかと思わせる姿勢をずっと見せてきました。
そんな二階堂くんから舞祭組の活動について

「多分ずっとではない。(中略)大好きなものだけど、それをあえて手放してみることでまた大きくなれるかもしれないから。」

 という言葉が出てきたのです。

この間のCDTVがそのタイミングだったのかどうなのかは、まだわかりません。
舞祭組が終わることへの寂しさもたくさんあります。だって、横尾さんが変わった大きなきっかけになった活動だったと思うから。でも、舞祭組はキスマイを大きくするために生まれたから、その役目が終わったら消えてしまうのも道理なのかもしれないと、自分を納得させています。
 
道しるべや舞祭組村、中居さん退所へのメッセージソングと、舞祭組結成当時は考えていなかったであろう状況(そもそも中居さんが事務所からいなくなるなんて思っていなかった)の中で、かなりドラマチックなストーリーで舞祭組をやってくれました。そう考えると、もしかしたらこの間のCDTVが最後かもしれない。でも、叶うのなら最後にもう一回大きな花火を上げてくれたらいいなあ、と思います。
キスマイ、そして舞祭組に愛をこめて。
 
ここ最近のコロナの憂鬱な気持ちを吹き飛ばすようなパフォーマンスをありがとう。

舞台「〇〇な人の末路」(まる末)の感想

舞台「○○な人の末路 ~僕たちの選んだ××な選択~」の公演が終わりました。


公演が始まったころは、 まさかこんな千秋楽を迎えることになるなんて、 思ってもいなくて、千秋楽が終わったらレポート書いて、 コンサートが始まって楽しみ…なんて思っていたけど、 それが叶わなかったのは、とてもとても残念です。
見たいのに見られなかった人もいらっしゃる中で感想書くのはどうなのだろう… とも思いましたが、それでも、 やっぱり見たものを形として記録に残したいな、と思ったので、 感想をまとめることにしました。あらすじや、 ネタバレがっつりなのでご注意ください。 メモとっていたわけではないので、 違うところがあるかもしれませんが、あしからず。


(あらすじ)
事故で失明した兄・敏幸と、 それを支える弟の陽左志は親の遺したアパートの2階でふたり暮らし。両親は離婚し、父親は外に女を作って失踪、 母親は近所の子どもを助けようとして交通事故に遭って亡くなっている。
ある日、敏幸は1階のラーメン屋の娘の海月に思いを寄せ告白するが、 断られてしまう。一方、陽左志は「 自分は幸せになってはいけない」と、 ずっと心に抱える何かがあるようだった。
ある日、1階のラーメン屋で、 いなくなったはずの父親を見かけるふたり。 その日はカメラマンをしている敏幸のモデルの面接の日でもあった 。
モデルの面接に行くか、父親に会うか、 ふたりの出した答えの末路とは。
月sideではモデル・亜衣良の面接に行った末路、 海sideでは父親に会った末路が描かれる。

 


●月と海の展開で違うところや伏線の回収の違い(箇条書き)

・ 前半で盲目の敏幸が箱から帽子を取り出して触れるシーンがある。 月sideでは、 それは敏幸を廃墟から突き落として失明させた犯人(実は陽左志) のものであることが判明するが、海sideではその後、 帽子は登場しない。


・前半で空き巣が多発している話が登場する。 海sideではその後、 空き巣をネタにどっきりを仕掛ける展開があるが、 月sideではその後空き巣の話題は出てこない。


・占い師・轟さんの占い結果から「陽左志を幸せにするために、 人前で号泣させよう」とする作戦内容(ギャグパート)が違う
月side→ロシアン餃子ルーレットと、プレゼント& イタコ的な能力で母親に会わせる作戦
海side→足に寸胴を落とすゲームと、 ラーメン屋に偽の空き巣がやってくる作戦


・海sideでは、 敏幸と父親が血のつながりのない兄弟であることがわかる。 そのため、海sideでは、 実は敏幸が子どもの頃に優等生で居続けようとしたり、 わがままな陽左志を許せなかったりしたのは、 血のつながりのない父親に気に入られたかったためだということがわかる。 月sideには同じ過去の喧嘩シーンはあるものの、 最後まで観客には血のつながりがないことが明かされない。


・海sideでは父親の本当の離婚理由がわかる。 実は盲目の敏幸をひどく扱った酔っ払いに父親が激怒し殴り殺していた。父親は家族を犯罪者の家族にしないよう離婚した。( 実際は酔っ払いは死んでおらず、その後、事件にはならなかった)


・海月は海sideでは、轟さんの「 3か月経つまでは想いを伝えてはいけない」 という占い結果を守り、 告白を断った3か月後に告白をしなおして敏幸と結ばれるが、 月sideでは3か月経つ前に告白して振られてしまい、 敏幸は亜衣良と結ばれる。


・海sideでは、 敏幸を突き飛ばした犯人が陽左志だと父親が知っていたことがわか る。


・ 月sideではお金のために家の売却についての決断をするのは陽左志だが、海sideでは敏幸が決断する。 月sideでは敏幸の目の手術費のために売却する、 海sideでは父親の病気の治療費のためには売却はしない、 という選択になる。


・ 月sideでは敏幸の目は亜衣良の母のつてで手術して見えるようになるが、海sideは手術を受ける選択肢が存在しない( 亜衣良に出会わない)ため、見えるようにはならない。

 

・ 笑原兄弟の母親が助けた子どもは有名youtuberのシルビアとなり、兄弟に恩返しに来るが、恩返しの内容が違う。
月sideでは、 シルビアがもともと買っていた向かいの土地を売り、一度売りに出した笑原家の家を買い戻してくれる。 海sideではシルビアは父親の治療費を出してくれる。

 

 


●感想
見終わった直後の感想は「脚本がいい!」でした。
ドラマ版のまる末もでしたが、 人の良いところも悪いところも描かれていたけど、 最後にはあったかい気持ちになる空気感は変わらないままで、 ドラマ版が好きだった私にはガッツリ好きなストーリーでした。( 一緒に見た母は、ご都合主義的なハッピーエンドで、 先が読めたって言ってたから、好みによりそう)
そして、伏線の回収が見事!
ギャグ部分とシリアス部分の緩急もあり、 笑えるところと魅せるところのメリハリもよかったです。

 

月sideのほうを先に見たので、海sideを見て、 子ども時代の敏幸と陽左志の確執の理由を知って納得、 というアハ体験ができました。( 海sideを先に見てたら帽子の謎が月sideで解けるのもいい )
印象的には、海sideは笑原兄弟の過去にケリをつける話、 月sideはふたりの未来を作る話だと思いました。


ダブルキャストであることについては、ドキュメンタリー番組「 Ride on Time」で舞台の裏側を見たのですが、
横尾さんが「結構ちがうね。(宮田は) ごめんごめんごめんって言えるじゃん。…(俺のは) しょうがないじゃん、目が見えねえんだから!って言えちゃう。 宮田俊哉が作る敏幸は優しい。俺が作る敏幸はやさぐれてる」 って言ったのと、
千賀くんが言った「根本的な問題が一個あって、( 二階堂が演じる弟の)キャラクターが全然想像してたのと違った」
って言ってたのは、本当にそうだな、と。

海月が敏幸への気持ちを打ち明けるシーンで「 明るくて前向きで優しくて」(ニュアンス) と敏幸のことを語っていたけど、 一番最初に見た月sideの敏幸は明るいけど、 自分の目が見えないことをとても負い目に思っているような感じで 、それこそ横尾さんの言う「やさぐれている」 感じがちょっとだけ滲んでいました。一方、宮田くんの敏幸は、 ひたすら優しくて、 目が見えないことを乗り越えて生きていく肝が据わっているような印象を受けました。

陽左志像も全然違っていて、 千賀くんの陽左志は素朴でかわいい弟。ギャグパートでも、 ノリノリでツッコむハイテンションさも魅力でした。一方、 二階堂くんの陽左志はクールさとヤンチャさが混ざり合っている印象。千賀くんの陽左志のほうがファンタジーみがあって、 二階堂くんのは現実派。宮ニカのほうがザ・ 男兄弟感が強かったかな。

同じ役で、途中まで同じストーリーでも、 役者さんによって役の解釈が違っているおもしろさが体感できました。

 


●千賀くんについて
実は千賀くんの舞台の演技を生で見るのは初めてでした。( ドリボ当たらなさすぎた)

今回はナイーブな弟、という印象で、 演技がぴったりハマっていました。

個人的には「みづきちゃん」「まゆこちゃん(※ラーメン屋の店員さんの名前)」 ってラーメン屋のふたりの呼び方が可愛くて可愛くて…! 私の名前がみづきかまゆこだったら、心臓がもたなそうだな、 と思ったり。男女関係なく友達がいて、 モテそうな匂いを醸し出している陽左志でした。
そして、なんといってもギャグパートで生き生きしすぎている…!
あんなに楽しそうに突っ込んでる姿を見たら、 もっと千賀さんにコントを…!と思わずにはいられない笑 yummy見よう…


●二階堂くんについて
脚が細長すぎて、白ニットが似合う。スタイル良すぎおばけか! なニカちゃん。

ギャグパートでは、 まゆこちゃんの想像上の陽左志がロボットみたいな感じで登場するんですが、それが上手すぎて笑いが止まらなかった…! とっても器用!
クールな印象の役だったから、ツッコミが鋭利な感じで、 普段のニカちゃんとは全然違って面白かったです。
カーテンコールとのギャップも人一倍で、 急にかわいいアイドルになるニカちゃんに驚きを隠せなかった…! お手振りがかわいい…手が大きい…


●宮田くんについて
演技がとても安定していて、 やさしさの中に強さを出すのがとてもうまいな、と。
海月への告白するシーンも、 力強さの中に自信のようなものが見えて。
最後に罪を告白した陽左志を許すシーンでも、 そのやさしさや力強さが遺憾なく発揮された素晴らしい演技が見られました。

あと、 衣装の印象も横尾さんとだいぶちがったのが面白かったかな。 横尾さんは黒のズボンのシーンでも、 宮田くんはベージュのパンツだったり。
音楽を聴いているシーンでは、宮田君はイヤホンだったけど、 横尾さんはヘッドホンだったりしていて、 それぞれの役に合わせて衣装や小物の雰囲気も変えているのが、 とても作りこまれている感じがしました。


●横尾さんについて
銀河英雄伝説以来の舞台ということで、 2014年から6年も経っている…!?

横尾さん最近太ったとか言うし、 テレビでも大食い企画やってるし、ちょっとお顔も丸い時あるし… と思ってたけど、実物見たら細っ!スタイル良すぎお化けか!?( その2)

コンサートの時は重ね着めっちゃしてるし、 アンコールですらロンT着てるし距離あるしで、 横尾さんの体型にそこまで意識がいかなかったのですが、 半袖のTシャツをサラッと着るシーンがあるこの舞台やばくない? (語彙力の喪失)ノーメガネで素敵な顔がよく見えました。
特にアパート2階にいる横尾さんは盲目のために客席側を見ているような感じで、見切れ2階席では目が合ってるかのようでした…(ため息)

横尾さんは見えていない演技が上手かったのと、 ハンデを負っていることをすごく気にしているのが見て取れたのが苦しかったです。
海月に告白をするシーンの切なさは、 宮田くん版よりもぎりぎりとするような、 そんな切なさにあふれていました。自信をかき集めて、 一生懸命に告白している感じ。
逆に、 ラストの陽左志を許すシーンはまるで菩薩のようなあたたかさで溢れていて、一つの舞台のなかで敏幸の成長を感じました。
あと、横尾さんの敏幸モテすぎ問題。 海月ちゃんと亜衣良ちゃんの気持ちわかるよ! めっちゃカッコいいもんな…!亜衣良ちゃん大事にしろよ…!


舞祭組メンバー以外では、 亜衣良の母親役の高橋ひとみさんの演技が上手すぎて、 登場のコメディ部分から爆笑しっぱなしでした! 格の違いを見せられたようでした。
お父さん役の坂田さんは、どこか憎めない父親像の絶妙なニュアンスと、 子どもたちへの愛が伝わる難しい演技をされていたなと感じました 。
そのほか、ハシエさんや轟さん、 ラーメン屋のマスターや海月ちゃん、亜衣良ちゃん/ 莉音やまゆこちゃんたち役者陣は、 主役も後半の展開も違う舞台を危なげなく演じていて、さすが…!
一日に違う内容の公演もあったのに、脱帽です…!

 


今回の舞台は、キスマイファンとしては、 舞祭組の頼もしさだったり、進化を感じたものでした。
演技も日々変化していくし、できれば、 来られなかった人のためにいつか再演されるといいな。
最初に振替の案内を見たときにも思ったけど、 舞台のスタッフさんたちやキャストさんたちは最後までどうにか舞台を安全にできないかと考えてくれていた様子は、 案内の文章や舞祭組メンバーのコメント動画でもひしひしと伝わってきました。尽力していただき、本当にありがとうございました!
横尾さんが「記録用の映像も、要望が多ければ日の目を見るかも… 」(ニュアンス)と動画で言ってくれたので、 私もファミクラにDVD化の要望を出しました。


いつかまた、「○○な人の末路」の舞台が見られることを祈って、 今回の感想は終わりにいたします。