コンサート「I SCREAM」の感想を書きます
コンサートツアーが終了してからの数日間、私は完全に抜け殻状態でした。
例えて言うなら、夏休みが終わってしまった空っぽな感じ。
これがロスか、と無理やりキスマイを供給するために過去のコンサートDVDの映像を見る日々。
そんな日々から徐々に立ち直り始め、やっと感想を書ける元気を取り戻してきました。「やり残しはなし!」と叫べる状態になるためにも、感想を書きます。
一曲一曲書きたいところですが、メモはとらずに見ていたので書きたいことを項目別にざっくり書くことにしました。記憶違いの部分があったらご容赦ください。
(ちなみに、入ったのは東京の8/4、5です!)
●コンサートで好きになった曲
・Summer Breeze
最初にCDで聞いた印象は「口笛がCMみたい」でした。何のCMかは思い出せないんだけど、ポイントポイントで口笛が入ってくるのがなんかのCMみたいだなあ、と。
そんな気になる口笛でしたが、コンサートでメンバーがかわいい顔で指もつけて口笛を吹いた瞬間から、好きなポイントに変わりました。コンサートの翌日、ずっと頭の中にこだましていたくらい、印象の深い曲になりました。
・WANTED
夏まっさかりなイメージの曲。途中、藤ヶ谷さんのインタビューコーナー(ちょっと人見知りっぽい藤ヶ谷さんがやるのがかわいい。子ども好きなんだろうな感がにじんでるのもかわいい)に癒され、二階堂さんの「バーン」って卵を割るシーンにかっこつけてくれてありがとう!な曲。二階堂さんのラップもすごく良くて好きです。
●魅力を再発見した曲
・&say
これはもしかしたら賛否が分かれるかもしれない曲だなと思いましたが、個人的にはだいぶ好きになった曲です。
藤ヶ谷さんと北山さんの「アメリカってキーワードだけで揃えたのかな?」ってくらいそろっていない衣装(サングラスのミュージシャンと原住民の若首領感)に最初は度胆を抜かれてしまいましたが、気付けばこの曲の虜に。
コンサートで気付いたのは、サビで「Ah Oh!」って藤北とお客さんでC&Rするところが、大サビだけないんですよね。大サビだけは余計な音も全部なくなって、藤北の圧倒的にかっこいい「Ah Oh!」を聞くだけしか許されない。「&say」なのに、大サビだけ二人だけの世界を展開して魅せてくれて、これでこそ藤北曲、と唸ってしまいました。やっぱり、藤北にはなんだかんだ魅了されてしまう自分にも気づきました。
●演出が好きすぎた曲
・キ・ス・ウ・マ・イ
これはスクリーマーズがとにかくかわいい。顔面を激しく地面にぶつけてるタイピーチのギャップに萌える。
スクリーマーズの横で変顔したり、ちゅーしたりするメンバーもアイドル感満載で、ひたすらかわいい。スクリーマーズほんとにかわいいので、今後も出てきてほしいな、って思ってたところでシャララサマータイムにも出るらしいので再会を楽しみにしています。
・夕空
これはMCの後にちょっとしっとり歌いますか、って感じで歌ってくれるんだけど、歌い聞かせてくれる感じがとてもよかったです。
お客さんはMCで座って、そのまま座ったまま聞かせてもらっていたんですが、メンバーと同じように座って曲を聞かせてもらうっていうシチュエーションに勝手に感動しました。
意図したわけじゃないんだろうけど、メンバーも座ってくれたことで、同じ目線で語りかけてくれるような感じだったというか。歌詞もとても素敵な曲だったってこともあるんだけど、みんな座っているこの空間素敵だな、って思った一曲でした。
・Flamingo
鳥かごにアイドルを入れるという演出を考えてくださった方、ほんと素晴らしい。
曲自体とってもいい曲で、試聴した時から好きな曲調だったけど、上から下がっているカーブを描いたマイクスタンドに手を添えて切なく踊る姿はほんとに美しくて凛々しくて。千賀さんの曲って勝手に思っちゃうくらい、千賀さんの歌のパートも好きでした。
あと、ラストに二階堂さんのトトロみたいに植物を育てる(すいません、第一印象がこれでした)演出がとても美しかったです。長い手足でまるで舞ってるみたいに丁寧に動いていく姿がとても華麗で、幻想的でした。
●期待以上に素敵だった曲
・MU-CHU-DE 恋してる
ザ・アイドルソングで、曲調自体かわいいけれど、何よりメンバーのオオカミ耳が。
振付もオオカミ感満載だし、最後みんなでハートつくっちゃうし、藤ヶ谷さん真ん中にいるし、目が幸せになる曲でした。これFlamingoと並んでマルチアングルで見たい曲…!
あと、個人的に横尾さんのオオカミ耳カチューシャの使い方がツボ! 前髪を全部カチューシャでとめちゃって、素敵なお顔が全開に!! カチューシャをカチューシャの用途で扱う野生のオオカミ感がとてもよかったです!!
・Re:
メンバー作詞の心にじんとくる曲。
宮玉の安定の絡みとか、北ニカの帽子とったりとられたりとか、メンバーのわちゃわちゃした演出も曲調に合ってて、逆に素っぽい関係性が見られてよかったな、と思いました。泣かせにかかるんじゃなくて、笑い合いたいよね、ってメッセージのような気もして。
一番好きだったのは「心が折れる音がして~」の藤ニカ。二階堂さんは藤ヶ谷さんのゴンドラに乗って歌ってて、藤ヶ谷さんはそんな二階堂さんの肩を抱いて曲に合わせてポンポンしてたんですよ。お兄ちゃんが不安がってる弟を安心させているかのようなほっこりシーンにきゅんと来ました。
・I Scream Night
もともとアルバムで一番好きな曲だったのですが、ダンスとシャワーの演出で殿堂入りした曲。かっこいいステップと、水しぶきで騒ぐメンバーと、夏の終わりを予感させるちょっと切ない曲調と、全部の要素がプラスに作用して、最高の一曲になりました。
あと、横尾さんがシャワーの水を避けようとしてるところがブレずに横尾さんだなあと。他にスライディングしたりしてるメンバーがいるにも関わらず、そこまで濡れたくないのかな感がにじみ出てしまうところ。そんなブレなさが好きなので、そこも見られてよかったです。
●メンバーについて
・北山さん
コンサート中の北山さんを見たことがある方なら、ご存じだと思う当たり前のことを言います。
色気がハンパなかった…!
個人的には赤と青のアメリカンっぽい衣装(WANTEDのやつ)の北山さんがめっちゃいい。羽があんなに似合うのすごい。(語彙不足)やんちゃ感と謎の安定感がはんぱなかったです。
あと、ソロに入るところ。5万5千人を抱いてた、っていう表現をよく拝見しますが、まさに!! あそこまでトークで長年一緒にいる彼氏感を出せるのは、さすが三十路を超えたアイドルだな、と思ってしまう。経験が違う…!
お前のために聞かせるよってギター構えつつ、「チビ」に反応してみるという小技も挟む。北山さんのテクニックに翻弄されまくったソロでした。
あとは、上のほうのお客さんを見る姿が「やっと見つけた」みたいな雰囲気を醸し出しててドキドキしました。
・千賀さん
千賀さんは主に板前ケントとソロが印象に残っています。
まず板前ケント。「おらっ!寿司!」って感じですごい勢いで寿司を投げつけてくるのにとにかく爆笑。走りながら寿司投げつけてくる板前を見たのは初めてです。さらに、横尾さんの「お前ら、残すなよ」という最後のキメ台詞にもノリノリすぎてなんか被せてくるノリのよさにも爆笑。人のソロなのに、はっちゃけすぎてかわいい。
それと、横尾さんのラップで、MVだと「生姜焼きにししゃも!」のところで板前ケントと横尾シェフがお互い肩をつかんで近づいて離れる、みたいな振りがあって(説明難しい)、コンサートではジュニアさんたちは2人1組でその振りをやってるんだけど、板前ケントだけひとりぼっちでやってたのがかわいかったです。
ソロは、二階堂さんとの共演も話題になって、もちろんそこもかっこよかったし、尊いって感じだったし、かっこいいニカちゃんも見せてくれてありがとう、って思ったけど、それ以上にすごくステージっぽくて素敵な演出だと思いました。
センステでジュニアを引き連れて踊っている感じ、細かいステップや重力を感じる重みのある動きと軽やかな身のこなしに、瞬きすら忘れるくらい見惚れてしまいました。
何より、センステで一人だけトップになって踊っている姿。ジュニアや二階堂さんを引き連れて「君臨している」という表現がぴったりでした。10000字で玉森さんが「千賀ならいつでも二枚目に戻れる」的なことを言っていたけれど、本当にスターなんだな、と実感させられた演出でした。
・宮田さん
「ヲタクだったってIt's Alright!」が楽しい。画面に出てくる紅田芋哉がかわいいし、藤横北玉を引き連れて「萌え萌えキュン」する姿がほんといい。あんなに宮田ワールドを展開してくれて、ありがとうございました。
あと、「Dream Stage」のラストに、宮田さんが何かコメントを言ってくれるんだけど、それが全部ファンに希望を与えてくれるような言葉で(細かい言葉は覚えていないんだけど、まだまだついてきてね、みたいなニュアンスでもっともっと素敵な言葉!)、宮田さんの言葉選びは本当に素敵だなって思いました。もともと宮田さんの言葉ってとってもいい言葉が多いと常日頃感じていたのですが、こういうアイドルとしてキメに行くところでがっつり決めてくれるのはすごいです。ファンサの様子も、投げキスしてる姿が本当に王子様って感じで、ファンのためにアイドルで応える姿は本当にかっこよかったです。
・横尾さん
一応一番推しなので、じっくり見ていたのですが、とにかく横尾さんは横尾さんであることがすごいな、と思いました。メガ☆ラブでメガホンを操る姿は他の人が踊ってる時にもなんかかっこ付ききらなくてはじけちゃう姿だったり、夕空の時はわりとみんな憂い顔なのに横尾さんは顔がシュッとしてたりとか、とにかく横尾さんは横尾さん。ブレない。
PSYCHOの時の衣装は黒い色合いに派手な花柄、だいぶ伸びてきたストレートヘアで若頭感があってとにかくかっこいい。このままストレート伸ばしてもっとロン毛にしても似合うのに、と思ったくらいにはイケメンでした。
あと、私が入った時、北山さんのソロに入る時に急に「横ニイル(ちょっと片言)」って甘え声で言ってたのもかわいかったです。コンサートでは、千賀ブームが来ていたのか「けんちゃん…♡」と肩を抱いて歩く姿もコンビ萌えとしては注目でしたね!
マルチアングルで見たいのはFlamingoの時のマイクスタンドに添えてる美しい手です。
・藤ヶ谷さん
ソロの「You're Liar♡」は、映像とのミックスがおもしろくてでもダンスも見たくて、目が2つじゃ足りませんでしたね。映像のラストの怖いシーンもだけど、表現したい世界感が映像で確立されていて、作っていて楽しかったんじゃないかなってなんとなく思いました。
あと、5日に水樹奈々さんが見に来てるためにテンションがおかしくなってしょんぼりしちゃう宮田さんを気遣う姿や、最終的には元気になって前に出てきた宮田さんを見て嬉しそうな様子をしていた姿が印象的でした。やっぱりメンバー思いでお兄ちゃん気質だったんだなあと。
4日にMCで話をふられて手に持っていたボトルをうまく開けられなくてちょっとポンコツな姿も見られてよかったです。
そんなお兄ちゃんだったり、かわいかったりする藤ヶ谷さんですが、黒い羽つきの衣装(PSYCHOのやつ)の姿を見た時は「サタン…(地獄の魔王)」って思わず言葉が浮かぶくらいすごい似合っていました。横尾さんは若頭とか帝王、って感じなんだけど、藤ヶ谷さんはサタン。ニュアンスの違いをうまく伝えられない自分がもどかしい…!
・玉森さん
とにかく生粋のアイドルだなあ、と思いました。
「最後もやっぱり君」で、最後のタメを忘れそうになって恥ずかしくて笑っちゃう姿とか、萌え萌えキュンの時のなんとも言えない表情とか、ファンサで投げキスしてる姿とか、存在が全部かわいい。全部許されてしまう。
ホラー話するってことになって、夜な夜な聞こえてくる音がお風呂の給湯器のメロディーでした、っていうへんてこな話をしてる姿も、なんか憎めない。宮田さんが横尾さんに責められたときに「後で俺がシメてやる」って言ってた宮玉もかわいいし、トイレに行きたくなった玉森さんに宮田さんがおもむろにタンブラーを取り出して、これ貸すよ的なことを言ってドン引きしてる姿も微笑ましい。
一方で、ソロのダンスと特攻が迫力あってよかったです!小細工しないで攻めてる感じがかっこいい。やっぱり、エースなんだな、と改めて実感させられたソロでした。
・二階堂さん
今回のツアーは個人的には二階堂さんのいろんな面が見られるツアーだったんじゃないかなって思います。かっこよく踊ったりラップしたり、華麗に踊ったり、かわいくジョッシーで盛り上がったり。
ジョッシー松村のSCREAMはコンサートをとっても楽しみにしてた曲で、みんなで「ラブキスマイイエス!」ってやるのが夢だったので、叶えられてとっても嬉しい。ジョッシーのお尻フリフリのアップとか、美脚だし、白いし、かわいいし、「まっちゃんなら出来る!」がすごく好きでした。キャラクター戦略をとった二階堂さんでしたが、かっこいい系もやりつつ、またこういうみんなで盛り上がれる曲もやってくれたら、と期待しちゃうくらいにはジョッシーが大成功だったんじゃないかな、って思います。
あと、挨拶で「舞祭組」のことを言ってくれるところも好き。私が入ったときは「棚からぼたもち」と「てぃーてぃーてぃー~」をやっていたのですが、どっちもとにかく楽しくて、もっともっと舞祭組として活躍していってほしいな、って思いました。
全体的には「おもちゃ箱」っていうコンセプトがぴったりのコンサートではあったかな、と思いました。個人的にはもっとカッコつけた演出も見たかったなあとは思いつつ。
コンサートDVDの発売を待ち遠しく思いながら、シャララサマータイムな日々を過ごそうと思います。