舞祭組のコンサートの感想

キスマイから五大ドーム決定のお知らせが流れるなか、今さらも今さらですが、舞祭組のコンサートの感想を書きます。

 

名古屋初日。グッズを買い、どきどきしながら入り口でチケットを発券してもらうと、まさかの三階席の前方。自分の運のなさを呪いながら席につきましたが、最初の感想は「近っ!!」でした。

 ジャニーズのコンサートはドーム系しかいったことがなかったのもあって、ホールの距離感に目眩。一階席だったら本当に至近距離だったことでしょう。いや、むしろフォーメーションやモニターが綺麗に見えたりして、これはこれで満足…!

村祭りの雰囲気を描いた幕と、お祭り感満載のリミックスのBGM。ああ、舞祭組。と待っている間から世界観に引きずり込まれていきました。

 

●オープニング

突然の暗転とスポットライトに照らされて浮かぶ人影。影が強めで表情があまりわからないけど、シルエットは間違いなく舞祭組。彼らが舞祭組の活動への思い、コンサートへの思いを舞台のように語り出します。突然のことに最初はあっけにとられつつ、ついに彼らは舞祭組としてホールの舞台に立つことができたんだ、という感動が押し寄せました。

思い返してみれば、「キスマイBUSAIKU」で舞祭組を結成されたところから、紆余曲折がありながらも、今この日を迎えられたこと。そしてその場に立ち会えること。その幸せを噛み締めながら、ペンライトに電源を入れました。

 

●ぶっさっさー

さて、宴の始まりだと言わんばかりのぶっさっさー!

ただひたすらにノリが良くて、お馴染みの舞祭組ポーズが見られて、C&Rが楽しい。一曲目として相応しい楽曲だなあと思いました。 

 

●棚からぼたもち

 ぶっさっさーで上げ始めたテンションはとどまることを知らず、お客さんの「舞祭組!舞祭組!オレ!」のコールは、もはや安定の域。

舞祭組の1stシングルということもあって、すべてはここから始まった感がすごかったです。「ガヤ!キタ!タマ!」がひたすら楽しくて、横尾さんの大サビへの「おぉ〜」も普通にコールしてしまいました。というか、開演前までアルバムエンドレスリピートしてたけど、横尾さんほんと歌上手くなった!そんな横尾さんへの賛美も込めて、「おぉ〜」とコールをしました。

 

●ちんとんしゃん

棚ぼた後、それぞれのソロダンスのパート。やっぱりかっこいいところも見たいよね、というファン心をわかってらっしゃる!

千ちゃんがゴリゴリに踊るロックの振り付けは中居さんを彷彿とさせたし、やっぱりダンス上手いなぁと近距離だからわかる迫力に酔いしれました。次のニカちゃんは繊細な踊りを繰り出していて、 双眼鏡でガン見。

そして、我らが横尾さんはローラースケートを履いて登場!素晴らしい!ここで横尾さんにローラーを履かせる演出を考えた方と、がっちり握手したいです。個人的には横尾さんはローラーが一番輝く瞬間だと思っているので、横尾さんのソロをローラーにした演出ほんと最高!長い足とかスタイルの良さも強調されて、文句なくかっこいいローラーでした。

その後、ニカ千もローラーで登場し、揃ったシンメアクロバット技も繰り出され、盛り上がりはどんどん加速。そしてそんな三人が示した先は客席!通路にはローラーを履いた宮田くんの姿!

まさかホールの狭い客席の通路でローラーを繰り出すとは思わなかったので、私は度肝を抜かれ、視線は宮田くんに釘付け。

そして、そこから始まる「ちんとんしゃん」! この曲、テンポも曲調も大好きなんですよ。地下アイドルをコンセプトにリボンとローラーで技を繰り出す姿に、4人の協力技っぽいのも見られてよかったです。

あと、個人的には「ドカンと一発夢花火」のところで花火っぽい動きをしてたのがかわいくて好きでした。

 

●友達申請

二階堂くんが、ペンラもうちわも扇子も置いてー!一緒に踊ってー!と号令をかけてくれる姿が、優しく、でも背筋が伸びるような感じがしました。

「この動物の名前はなんでしょうか?」のところで、各回いろんなクイズをしてくれたようで。名古屋初日は猿でした!(名古屋二日目夜は、フラミンゴ!I SCREAMのラストで優雅に踊っていたあの二階堂さんに再会できて興奮しました!)

MCで横尾さんが「手と手をつないで♪」の時に両手の手汗を服で拭いてから両脇のメンバーと手を繋いでる、と話してたのもおもしろかったです。コンサートDVDになったら注目して見たいです。(気が早い)

 

●恋愛心経

アルバムで聞いた時からとんちき曲だと思っていたのですが、モニターに都道府県の名前と地図が表示される演出と、方言の魅力たっぷりの愛の告白はなんか絶妙に舞祭組らしいな、と思いました。手でハートを作って列になって客席間を行脚する舞祭組。そのままバクステに並ぶ舞祭組。え、こんな客席の通路にバクステがあるだと!?とびっくりしました。ホールの中央にある広いとは言えないあの通路にバクステ。この時はモニターが出て来て、見切れてしまう人にも見られるように工夫されておりました。

最後はなんともシュールで、どうしたらいいのかよくわからなくて、でもなんかお経だしありがたい?と思って拍手してしまいました。が、MCでお客さんには「ちーん」って言ってもらえば?とメンバーが言ってたので、名古屋2日目はとりあえず言っておきました。しかし、これは正解なんだろうか…?笑と疑問はまだぬぐえておりません。

あと、個人的にもったいないなぁと思ったのは、唯一方言ネイティブの千賀さんの名古屋弁が客席おりのタイミングと被って、なんとなくキャーを言い足りない感じがしてしまったこと。謎の方言に湧きたい欲が刺激された曲でした。

 

●トロになりたい

セットチェンジがあって、階段がステージになって、その上で歌う曲。

CDよりもだいぶ悲壮感強めな歌い方と演出で、ああ、トロになりたいってそういうことなんだ!と個人的にはコンサートで理解が深まった曲でした。

あと、三階席だから?か、歌う順番待ちに後ろでわちゃわちゃしてるかわいい舞祭組が見られて役得感。

横尾さんのマグロ解体師の試験で培われた口上も聞けて貴重でした。

 

●てぃーてれ

これも盛り上がり曲!わりと舞祭組ファンでも好き嫌いのわかれる曲なのかなと思いますが、私は「アイ!」ってかけ声するのが好きだし、イケボに魔法をかけられちゃうのも好きです。

宮田くんがドS気味に「ぴろぴろぱにたんすーりすり♪」の後の「キャー!」をファンに煽ってくるのも、「キャー!」の横尾さんの声がなんかすごいのも、ニカ千が二階席三階席に来てくれる演出も、とっても盛り上がって楽しかったです。

 

●MC

 コンサートのMCは、なんだか和やかだし、とってもいいバランスでした。

名古屋の初日は大阪からちょっとあいたせいで、いくつかミスをしていたメンバー。

二階堂くんがやる悪意ある千賀さんのミスの物真似がおもしろすぎましたww

あと、そんな時に宮田くんが言った「大阪からあいちゃって、初日みたいに緊張しちゃってごめん!完璧なものを見せたかったんだけど!」の彼氏感!初デート緊張しちゃって!みたいなテンションで言われたら、かわいいしか言えなくなる! (宮田くんは名古屋二日目は「俺の白馬2ケツならぬ15000ケツできる」って言うし、ほんとに王子様でした)

あと、横尾さんは番宣のねじ込みがすごい。あらゆる話題から前三人の番宣にも絡める。そんな技術あったんだ!?と新たな発見をしました。千賀さんの生「ただいまー!」もほっこり。

そして、なにより舞祭組のMCめっちゃ笑いました!この4人はこんなに引き込まれるMCをするんだ!とびっくりしたし、全MC集円盤につけてくれ…!と思うくらい大好きなMCの時間でした。横尾さんのいっぱいしゃべって生き生きした姿が見られて幸せでした。

 

●ブサイク魂

目安箱のトークを受けた後、応援しなきゃ、という流れで歌われる応援歌のブサイク魂。

ラストのサビのマイクを外して生歌を届けてくれる演出が胸アツでした。ホールだからこそ、三階席の後ろまで声が届いてたよ…!と感動もひとしお。 

 

●俺とヒーロー

 千賀さんのピアノの弾き語りとその周りを横宮ニカが囲ってしっとり歌い上げるバラード。

モニターには桃太郎っぽいイラストが映され、「桃だろう」「Maybe peach」という謎のタイトル。なんとなく千賀さんぽいセンスだなと思ったけど、実際はどうなんだろう…?

「ヒーローにはきっと特別な人がなる」という歌詞で浮かんでくる前三人のイラストだったり、Cメロでニカちゃんが千賀さんの傍らに寄り添って歌い上げる二人の姿に胸がじんときました。「俺は肉が食いたい」で締まるラストも含めて、良曲だなぁと。

 

●やっちゃった!

 ここからは舞祭組バンドで、セットもメンバーで運んでいたのですが、暗闇のなかドラムのストッパーを止める宮田くんの脚が見えて、脚だけなのに超絶イケメンでした。

実際バンドが始まってみると、メンバーの楽器の安定感が昔よりだいぶ変わっていたような気がしました。きっと楽器もすごく練習したんだろうなという、しっかりした演奏でした。宮田くんのドラムとかすごい上手くなってた…!ニカちゃんのベースもほんと好きです。

 

●最幸LOVE

これはモニターの文字がかわいかった印象。ネオンサインみたいなかわいらしいデザインでした。

曲は王道のラブソングで、CDで聴いたときには普通にいい曲、くらいの印象だったのですが、生バンドの魔法か、すごくエモい感じがしました。舞祭組は私たちすごくファンを大事にしてくれてるんだなぁ、とちょっと自意識過剰になっても許されるような、そんなあったかい空気が漂っていました。

 

●like a Mt.Fuji

楽器セットがなくなって、ラップバトルが始まるのですが、ここではわちゃわちゃした舞祭組が見られました。個人的にニカちゃんのラップ大好きだし、千賀さんは横尾さんにちょっかいかけるし、横尾さんがラップにアドリブかましてくるし(名古屋で調子のってるけど、名古屋のみんなに愛されて俺嬉しい的ないいこと言ってくる)、宮千vsやえばずかわいいし。

 本編の歌はMVとは違う振りもあって、かっこいい一面も見られた曲でした。いつかアイドルのテッペンとるの楽しみにしてる!

 

●Fire&Lighting

最初、するめさんがモニターに映し出されて、久しぶりのするめさんの姿にわたしも含め「かわいい…」とファンはざわざわ。

するめさんが舞祭組にカッコいい衣装を着せるために言った「実は魔法が使えるんです」に胸が熱くなりました。舞祭組の歴史を振り返ると、本当に中居さんが魔法をかけてくれたよね、と。

ずっと後ろの列にいて目立たなかった4人に魔法をかけるようにチャンスをくれて、そのチャンスを4人がしっかりつかんで努力して、今は4人だけでコンサートができるようになったんだなぁ、と感慨深かったです。もちろん、ブサイクという売り出し方に不本意だなって思ったファンもいたとは思うんですけど、私は中居さんが魔法をかけてくれたから、今こうして最幸なコンサートに参加できてるんだ、って。一つの言葉に考えすぎだけど、ほんとにほんとに中居さんに感謝した瞬間でした。

そして、レモンを食べ続けるするめさん。間のとり方や編集の仕方は、さすがバラエティーのプロ。圧巻のパフォーマンスの後、ついに白い衣装に身を包んだ舞祭組が登場したのです。

言葉が足りないのですが、本当に本当に素晴らしくカッコよかったです。

疾走感のある音楽と、軽やかな4人。白い衣装もちょっとカジュアルで、アメリカンな印象。千賀さんの振り付けらしい、ムーンウォークもあったりもして。

曲調だったりカジュアルだけど、なんだかとてつもなくカッコいいところがSMAPを意識しているような感じもしました。(SMAPは生で見たことはないので本当に勝手な印象なのですが…)

そんな中、間奏になって舞祭組の「Are you ready?」に答えるように、白い衣装を着た中居さんがスクリーンに登場。そして、大サビ前の中居さんの「Here we go!!」。「準備はいいですか?」と中居さんを呼んだ舞祭組に「行くぞ!」と応える歌だったんだと、初めて知りました。

そして、キレキレに最後のサビを踊る舞祭組と中居さん。よく見ると、舞祭組はセンターがあいてて、そこに中居さんの映像が来るようになっていました。

この曲は、プロデューサーとして二人三脚でやってきた中居さんも一緒に作り上げた曲なんだ、と胸がいっぱいになりました。 目頭が熱くなりました。本当に大好きです。

 

●BODY&SOUL

せっかく着た白い衣装を脱ぐ舞祭組。脱ぎ姿もかっこいいけど、もう少しかっこいい白い衣装を着ててほしいというジレンマに苛まれつつ、彼らは鍛えた身体を披露してくれました。初っぱなの宮田くんの「Hey!…BODY&SOUL!!」がセクシーボイスすぎてやばかったです。

舞祭組メンバーで筋トレ対決が行われて、勝った人がラストのサビを歌う企画もあって、そこでもするめさんの映像が登場して再度中居さんに感謝。

名古屋初日はニカちゃんのハスキー美声が、二日目夜は横尾さんの音程迷子だけど、ただただ楽しそうな美声が聴けてよかったです。横尾さんがあんなに楽しそうに思いっきり歌っている姿は、なんだかこっちまで一緒に笑顔になってしまうような、不思議な力がありました。

 

●道しるべ

この曲の前に舞祭組のインタビュー映像がはさまれましたが、メンバーが葛藤しつつ、新しい世界が見えたこと、これから舞祭組を続けたいか?というコメントが聞けます。

ファンの中には舞祭組の活動に葛藤があった方もいたんじゃないかな、と思うのですが、そのアンサーを見せてくれたような、腹くくってやってるよという意気込みを見せた映像だったと思います。

そして、映像後、黒いスーツに身を包んだ舞祭組たちが登場。シックな姿もやっぱりよかったです。

この曲の発売当初は中居さんへの感謝の思いとか、SMAP解散へのつらい気持ちも込められた曲なんじゃないかなあと勝手ながら思ってたし、ミュージカル調のセリフも悲しい色がまじっていたような気がしていました。

でも、(聞いている側の感覚かもしれませんが)CDよりも悲壮感はなくなって、前向きな未来を歩き出す曲になったんだなあ、と感じました。

 

●春夏秋冬漢歌

 この曲は、アルバムのイメージだと序盤に歌われると思っていたので、終盤に来るとは思っていませんでした。でも、演出がとっても光っていて終盤にぴったりな曲だと思いました。

扇子をつかう様子が優雅で、能っぽい移動とか、順番にダンスの振りがリンクするところとか、小さな舞台を最大限に活かした演出。コンサートで一番演出が好きな曲でした。

 

●ぶっさっさー

オープニングで聞いた曲なのに、最後に聞くとまったく違って聞こえる不思議。

みなさんご存じ最後のサビの「ぶっさっさー」のところを「またねー」「ばいばいねー」「またきてね!またきてね!」に歌詞を変えていたのですが、ぶっさっさーポーズからのお手ふりと、またきてね!の動作がほんとにキュートだったので、軽い中毒になりました。はやく円盤で見たいです。

コンサート終わりなのに、お神輿出てくるところとか、ラストに「完」の白幕がバッと降りてくるところとか、全部舞祭組らしくて幸せなコンサートだなと思えるような華麗な幕引きでした。

 

●棚からぼたもち(アンコール)

 やっぱりこの曲は好き!「ガヤキタタマ」も

横尾さんパートの「お〜!」も、これ以上ないくらい声をだして盛り上がれた気がします。中居さん、すてきな曲を作ってくれてほんとうにありがとうございました。

 

幸せすぎる舞祭組の世界を体感できたこと、そしてその力を持ってキスマイに戻っていく頼もしさを感じたコンサートでした。

この舞祭組の力が次のキスマイのコンサートに活きるかと思うと楽しみで仕方ないし、はやく5月になれ!と願う今日このごろなのでした。