I SCREAM 6moviesの感想とちょっとだけ考察のような妄想(前半) ※ネタバレ注意

Kis-My-Ft2の「I SCREAM」の“6movies”のMVとメイキング見ました。

七者七様。おもしろくてかっこいい。

そんな6moviesのネタバレがありますので、ご注意ください。

感想とちょっとだけ考察のような妄想があります。

まず、FIRE!!!、Get Ready、ヲタクだったってIt's Alright!の3曲の感想を。


●FIRE!!!
言わずと知れた、ライブでとにかく盛り上がる藤北の名曲。
私の中では、一番印象に変化があったMVでした。

最初に公式サイトとかテレビとかで予告を見た時は、王道かっこいいにしたんだなあ、と感じていました。
それぞれ他のメンバーが個性的な分、王道にかっこいい系で行くのが藤北なんだ、と思っていました。

でも、実際MVを見たら、映像の見せ方で時間軸をゆがませる演出をしたり、王道かっこいいにとどまらない挑戦もしているんだな、と。
藤ヶ谷さんはスマートに、北山さんは挑発的に振る舞いながらダンスバトルをする姿は、完成された二人だけの世界でした。
背中合わせ、とよく表現される二人だけど、本当に好敵手という言葉が似合うMV。

そして、ここから勝手な考察のような妄想なんですが、最初に藤ヶ谷さんと北山さんが白い空間に二人で佇んでいるシーンは、パラレルワールドの分岐点のような空間なのかな、と思っています。最初に藤ヶ谷さんが手をかざした黒い塊からは「証」のイントロが流れて、北山さんが手をかざした塊からは「FIRE!!!」のイントロが流れる。これは、それぞれのパラレルワールドごとに二人の関係性が全く違っていて、そんな中今回はFIRE!!!の世界を見せますよ、と言ってるようで。

ワンカットで色々なところからお互いが出現したり、映像を逆再生したりして、時間軸がゆがむような演出をしているのも、そのパラレルワールドのような時間のトリックの演出を意識しているからなのかも…なんて勝手に思ったり。

あと、一番驚いたところは、最終的に狙っていた女性は2人に分離して(最初バイロケーションかと思った笑)、藤ヶ谷さん・北山さんそれぞれに肩を抱かれて去っていくシーン。
藤北の「もはや女性よりも闘った相手の存在が気になってしょうがない」という表情がすごくビリビリしてかっこよかったです。
これ、女性が2人になるっていうストーリーがすごいなあ、と思ったんですよね。
女性が1人だったらどちらかに勝敗がついてしまうし、勝敗がつかないようにすると二人とも女性を手に入れられなくて、結果的に両者が負けてしまう。
でも、女性が2人になって、それぞれについていく。女性を奪うという勝負にはどちらも勝っていて、でもお互いの優劣を競う勝負はついていない、という憎い演出だと思いました。

そうして、パラレルワールドの分岐の世界に戻った二人。
ラストに藤北がまた違った黒い塊に手をかざすと、「& say」のイントロが流れて、まだまだ違う二人の世界があるんだと予感させる。
なんてずるい終わり方や…! 全部の世界を覗きたくなってしまう…!そんなMVでした。
だいぶ妄想なんですが、でもこうやって妄想の余地を残しているのが演出の戦略のような気がします。

メイキングでは、真剣すぎる二人のまなざしがとても印象的でした。職人のような、ああ、これが藤北の魅力なんだなあ、と。
他の組み合わせやそれぞれのソロMVももちろん見たいけど、また他の藤北のパラレルワールドも期待しています。


●Get Ready
ダンスが得意な千賀さんの魅力がつまったイケメン曲。
王子さまとストリートっぽさの二面性が上手く出ていて、上品でおしゃれでかっこいいなと思いました。

曲を視聴したときのイメージとMVのギャップが一番なくて、いい意味で予想通りで期待通りのかっこいいMVが見られました。
キメるところはキメつつ、ラフでノリのいいところが、千賀さんの好きそうな曲だなあと聴いていて勝手に思っていたんですが、MVも千賀さんの好きそうなものがたくさんつまっていた気がします。

金髪と青いジャケットにアメリカ風のロケーションがほんとよく合うし、オープンカーもかっこいい。 カラフルなカーキのシャツもオシャレが好きな千賀さんらしいし、ぶれないかっこよさをわかっていると思いました。(このために金髪にした千賀さん、さすがです。)

その上、得意のダンスをがっつり踊っていて、他のメンバーに負けたくないっていう野心的なところが見え隠れしているのも、千賀さんらしくてよかったなと。
年下だからなのか、私の勝手なイメージなんですが、わりとキスマイメンバーの中でも他の人に負けたくないってところを一番出しているのが千賀さんだと思うんですよね。かっこいいところで負けたくない、というか。そういう負けず嫌いな部分も含めて、千賀さんの魅力がたっぷりでした。

メイキングでは、憧れのダンサーさんたちに囲まれて年下感たっぷりのかわいいところとか、笑顔が止まらないところとか、ちょっとおちゃめなところとか、本当に楽しそうなところが映っていました。s**t kingzさんにキラキラした顔で話しかけてる様子とか、ボケちゃって笑ってるところとか、すごく微笑ましかったり、見ていて楽しかったです。
あと、個人的にはオープンカーに話しかけて「こんにちは、お名前は?」「マスタングです」「今日よろしくお願いします」「よろしくおねがいします」って一人千賀劇場をしているところがツボでした。そういうちょっとずれちゃっているボケもかわいい。

でも、一番の見どころはやっぱりダンスで、メイキングだと通しでずっと踊っている姿がノーカットで映っていて、それがひたすらかっこいい。動きが軽やかで、のびのびしているところと止まるところのバランスが見ていて気持ちが良かったです。
ダンスの打ち合わせもがっつり映してくれて、そうやってダンスを作り上げていくんだってところを見せてもらえて、それも他のMVとは違った千賀さんらしさなのかな、と思いました。

コンサートでは、さらにがっつりダンスを見せてもらえるのかな、と今から楽しみです。


●ヲタクだったってIt's Alright!
鉄拳さんとヒャダインさんの協力、さらにリアルヲタク男子を集めるという、話題性抜群の宮田くんらしい曲。
これは、宮田くんって本当にすごい、と思った曲でした。
そして、こんだけキャラ出せてまだ足りないか!と貪欲な宮田くんを勝手に垣間見たような気がしました。

最初の鉄拳さんのパラパラまんがでは、小さい頃のかわいい宮田くんの様子や、お母さんの愛に包まれて育った宮田くんの様子が描かれています。
これは、中居さんが掘り起こして作ってくれたお母さん大好きキャラを活かしているのかな、と思いました。もしかしたら、せっかくもらったキャラだから育てていこうと思っているのかもしれないですね。(いつもMomm!で中居さんにマザコンキャラを振られると、間違いなくおもしろい受け答えができるところに感心してます)

そして、アイドルの宮田くん。途中イケボになって恋愛の歌詞を歌うところから、「王子様でいる」とアイドルを忘れない、ファン想いの宮田くんが見えました。
(木の下はときメモ意識かな笑)ヲタクでも王道のイケメンキャラもやる。やっぱりアイドルなんですよね笑。

さらに、ガチヲタの精神も忘れず、早口でまくしたててデュフフフしちゃうわ、キモく萌え萌えキュンで増殖しちゃうわ、ダンスキレキレでオタゲーするわ、オタク系アイドル要素を存分に発揮。
ここまでで、マザコンキャラ、王子さまキャラ、キモオタキャラ、キレキレダンス、とどんだけ魅力を出せば気が済むんだ!というくらい、宮田くんのキャラクターがつまっていますよね。

それから、玉森さんの出演もあるかも?と宣伝で聞いていましたが(ちゃんと確認してないけど、ところどころキスマイメンバーが映っているので、おそらく全員いるんだろうけど)、まさか「一生愛してる」という歌詞のシーンで、手でハートマークをつくるシーンに宮田くんと同じポーズをして街中に玉森さんがいるとは! しかも、尋常じゃない数の玉森さん。(秋葉原が一瞬で黄色い笑)
宮玉スピリットも忘れない宮田くんが大好きです。

極めつけは、1曲の中でこれだけのキャラを出して演じる宮田くんから、俳優としての側面も感じるんですよね。
王子役もヲタク役もこなすマルチな俳優さん。そんな可能性を見せてくれる宮田くんは、改めてすごいです。

メイキングのヲタク男子と話しているところも、すごく和やかで、いろいろな人に好かれる宮田くんの人柄を感じました。鉄拳さんやヒャダインさんに協力してもらえたのも宮田くんの人柄あってこそだと思うので、そういうところも見えちゃうお得で素敵なMVでした。

後半は近々また…!